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第7回・克雪から利雪へ。新しい雪国文化の創造豪雪地帯の厄介者・雪を夏の冷房エネルギー源に活用

 

  • 小千谷市内の伊佐邸。雪を落としやすい屋根形状、高床の基礎は雪国ならではの造りだ

    小千谷市内の伊佐邸。雪を落としやすい屋根形状、高床の基礎は雪国ならではの造りだ

  • 1階部分を雪室にして30tの雪を蓄える。雪室の高さは2m55cm。9月中旬まで雪が残るため、夏の冷房には必要十分な量だ

    1階部分を雪室にして30tの雪を蓄える。雪室の高さは2m55cm。9月中旬まで雪が残るため、夏の冷房には必要十分な量だ

  • 雪国住宅研究会会長の廣井年郎さん(左)と、お施主さんの伊佐満守さん

    雪国住宅研究会会長の廣井年郎さん(左)と、お施主さんの伊佐満守さん

  • 雪蔵の前に立つNPO法人グリーンライフおぢやの米山厚さん。「雪中貯蔵した地酒は味がまろやかになり、ジャガイモや人参は糖度が増す。地域の特産の一つになっている」

    雪蔵の前に立つNPO法人グリーンライフおぢやの米山厚さん。「雪中貯蔵した地酒は味がまろやかになり、ジャガイモや人参は糖度が増す。地域の特産の一つになっている」

  • 小千谷市の池ヶ原集落の夏祭り。右に見えるのは雪蔵。高さ4mの雪を籾殻で覆うため1年中雪が溶けることなく、蔵の中は通年1度程度の氷温に保たれる

    小千谷市の池ヶ原集落の夏祭り。右に見えるのは雪蔵。高さ4mの雪を籾殻で覆うため1年中雪が溶けることなく、蔵の中は通年1度程度の氷温に保たれる

新潟県中越地方は全国有数の豪雪地帯だ。真冬は一晩で1階部分がすっぽり雪で埋もれてしまうほど雪が降り、ひたすら雪下ろしをする日々が続く。この地に暮らす人々にとって雪は「見るのもイヤな厄介者」。中越地方では、雪を落とすために屋根の片側を大きく流す落雪屋根や、基礎を高く立ち上げる高床、雪除けのための雁木や、強固な構造など、雪と共存するための独特の住宅建築様式が発達してきた。
「克雪(こくせつ)」という言葉がある。現代では屋根に温熱式の融雪パイプを敷設するなど、読んで字の如く「雪を克服する」という意味で使われる。しかし、ただ雪を除けて消すために多大な労力や資金を費やすのはどうにも空しい。できれば雪を利用して有効活用できないものだろうかと立ちあがった工務店や建築家のグループがある。1989年に中越地方を中心に活動を開始した雪国住宅研究会がそれだ。近年、「克雪から利雪(りせつ)へ」というキャッチコピーを掲げ、冬季に降った雪を夏季の冷房に利用する「雪冷房住宅」のモデルをつくり上げた。

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Posted byジアス編集局on2010/08/31

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