東日本大震災に際し、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
TOP > 顔の見えるエネルギー > 第5回:身の丈に合わせたエネルギーと暮らし方
「その日どれくらい魚が捕れるかは、竜宮城の乙姫さまが決める」と語る、一本釣りの漁師。 島でただ一人の女漁師は、「海は私たちのいのち」と言う。 石垣を精緻に積み上げた棚田で淡々と稲作を行う傍ら、祖父の残した歌を石に刻む米農家......。 山口県上関町祝島。人口約500人の小さな島で人々は1000年来岩山を開墾し田畑を耕し、豊穣なる海の恵みに支えられて、強い結びつきの共同体で日々を営んできた。 兄弟姉妹のように仲良く暮らしていた島民を引き裂いたのは、今から28年前、1982年に対岸の上関町田ノ浦で中国電力の原子力発電所建設計画が浮上したこと。以来、反対派島民の闘いが今なお続いている。 島民たちの美しい暮らしと、痛み、悲しみに寄り添いながらカメラを向けた、纐纈あや監督の処女作「祝の島(ほうりのしま)」。 過去、現在、未来へとつながる物語は、私たちに何を伝えるのだろうか。